2010年12月29日

話数単位で選ぶ、2010年TVアニメ10選

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・とある科学の超電磁砲 第17話「夏休みのつづり」
・オオカミさんと七人の仲間たち 第1話「おおかみさんと御伽銀行の仲間たち」
・ストライクウィッチーズ2 第7話「モゾモゾするの」
・俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第9話「俺の妹がこんなにエロゲー三昧なわけがない」
・探偵オペラ ミルキィホームズ 第4話「バリツの秘密」
・侵略!イカ娘 第8話Cパート「ささなイカ?」
・それでも町は廻っている 第5話Bパート「実に微妙なカード」
・ハートキャッチプリキュア! 第14話「涙の母の日!家族の笑顔守ります!!」
・はなまる幼稚園 第11話Bパート「はなまるなお話」
・けいおん!! 第1話「高3!」

ルール
・2010年1月1日〜12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。

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【各話コメント】

・とある科学の超電磁砲 第17話「夏休みのつづり」
(脚本:砂山蔵澄/絵コンテ:須間雅人/演出:馬引圭/作画監督:石川慎亮、さのえり、小川エリ、柴田志朗)

 本作で一番好きだった回。鉄装綴里と鴻野江遥希のゲームを介したささやかな交流は、観ていてじんわりと心に残った。能力者達の派手な戦闘も面白かったけれど、自分が好きなのはやはりこういったハートウォーミングなドラマなんだなと、再確認した。

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・オオカミさんと七人の仲間たち 第1話「おおかみさんと御伽銀行の仲間たち」
(脚本:伊藤美智子/絵コンテ:岩崎良明/演出:岩崎良明/作画監督:飯塚晴子)

 新井里美のナレーションにとにかく驚いた。正しく「黒子アニメ」と呼ぶべき作品。黒子テイストが作品の枠を超えて、飛び道具的に使われている事が、痛快でもあった。ただ、あまりのインパクトの強さに、第1話だけでお腹が一杯になったのも事実。それはある意味、本作の正しい視聴態度だったのかもしれない。

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・ストライクウィッチーズ2 第7話「モゾモゾするの」
(脚本:浦畑達彦/絵コンテ:祝浩司/演出:高島大輔/作画監督:矢向宏志、河野悦隆、サトウミチオ、内原茂)

 第6話「空より高く」も素晴らしかったが、個人的にはこちらを推したい。まさに『ストパン』でしか成立し得ない傑作エピソード。たぶん、「このアニメにしか辿り着けない境地」というものに、僕はロマンを感じるのだと思う。

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・俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第9話「俺の妹がこんなにエロゲー三昧なわけがない」
(脚本:伏見つかさ/絵コンテ:舛成孝二/演出:宇井良和/作画監督:杉本光司、KIM YONG-SIK)

 『俺妹』の最高傑作。今年視聴したTVアニメエピソードの中でも最も面白かった話数。

 的確な演出でキャラクターの存在感を最大限にまで高め、そこにキャッチーな描写を加える事で「萌え」を生み出すという、教科書通りの方法論を完璧に実践していた。そのフィルムの持つ、あまりの心地良さに、思わず何度も観返してしまったほど。「快感原則」に忠実なフィルムだったという言い方もできるかもしれない。

 そして、第9話が面白いと思うのは、そのキャッチーな描写が「エロゲーをプレイしながら興奮している桐乃」であったり、「創作活動に勤しんでいる黒猫の、ちょっと痛い行動」といった、『俺妹』のオリジナリティとも言える部分にちゃんとリンクしていた事。それにより第9話は『俺妹』にしか描く事のできない、傑作エピソードになったと思う。

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・探偵オペラ ミルキィホームズ 第4話「バリツの秘密」
(脚本:ふでやすかずゆき/絵コンテ:神保昌登/演出:神保昌登/作画監督:日高真由美)

 『ミルキィ』が見せた最大瞬間風速。この方向性を突き詰めていけば、『ミルキィ』は本当の意味での「怪作」になれると思う。今シリーズで終わってしまっては、まだ「風変わりなアニメ」に過ぎない。秘められた可能性を無駄にしないためにも、ぜひ第2期の制作を実現してほしい。『錬金3級 まじかる?ぽか〜ん』の悲劇を繰り返してはならない。

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・侵略!イカ娘 第8話Cパート「ささなイカ?」
(脚本:横手美智子/絵コンテ:山本靖貴/演出:山本靖貴/作画監督:本多美乃)

 シリーズ中盤以降、尻上がりに調子を上げていった本作を象徴するようなエピソード。作り手側の「作品の魅力を掴んでいる感じ」がよく伝わってきた。ラストカットの余韻がいい。

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・それでも町は廻っている 第5話Bパート「実に微妙なカード」
(脚本:大嶋実句/絵コンテ:藤森カズマ/演出:八瀬祐樹/作画監督:宮西多麻子、篠田知弘、潮月一也、高野晃久、山村洋貴)

 猛×恵梨のデート描写に思わずニヤリ。私的にツボなお話でした。翌朝の腹パンチもナイス。

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・ハートキャッチプリキュア! 第14話「涙の母の日!家族の笑顔守ります!!」
(脚本:成田良美/演出:小川孝治/作画監督:川村敏江)

 『ハトプリ』を代表する傑作回。個人的には、最も『どれみ』的な雰囲気を感じたエピソードでもあった。
 「志久ななみ」役の藤井ゆきよは、もっと評価されるべき声優さんだと思う。

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・はなまる幼稚園 第11話Bパート「はなまるなお話」
(脚本:小黒祐一郎/絵コンテ:鈴木薫/演出:小野田将人、三浦貴弘/作画監督:本村晃一)

 本エピソードに登場する山本先生のセリフ、「ある時、気付いたんです。私ってのろまだし、取り柄らしい取り柄もないけれど……」は、「この人に話を聞きたい」に登場したある女性アニメーターさんの発言を下敷きにしているのだそうだ。その話を聞いたとき、自分の中で2人の存在がリンクして、とても幸せな気持ちになった。

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・けいおん!! 第1話「高3!」
(脚本:吉田玲子/絵コンテ:山田尚子/演出:山田尚子/作画監督:堀口悠紀子)

 第1話を視聴しているときのワクワク感が、ただ事じゃなかった。自分がこんなにも『けいおん!』というタイトルに思い入れがあるとは知らず、本当にビックリした。2010年のアニメシーンを代表する作品として、最後に挙げておきたいと思う。

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posted by 新米小僧 at 23:15| 話数単位で選ぶ、TVアニメ10選 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする